触媒中の炭素・硫黄定量分析
石油精製の過程で使用される触媒の開発において、利用前後での炭素・硫黄量の変化は、触媒の効率を評価する上で非常に重要です。本アプリケーションでは、赤外線吸収法を用い、高い再現性で触媒中の炭素・硫黄を分析した事例を紹介します。
炭素・硫黄分析装置(高周波誘導加熱方式)
安定した分析を実現する基本機能
フルサポートナビゲーション
分析アシスト機能
サンプル特有の分析時のノウハウを表示します。
分析手法ノウハウ集搭載
分析を行う上での注意点、最適な測定条件を導くためのノウハウを表示します。
操作手順をフローで表示
操作フローに沿ってオペレータが分析することで、高精度な分析をサポートします。
メンテナンス作業項目・手順・方法をナビゲーション。作業手順を動画で確認できるため、誰でも・簡単に正しいメンテナンスを行え、安定した分析を実現します。
アラームから対処方法までナビゲーション。画像による解説つきで、誰でも・迅速に解決できます。ダウンタイムの短縮につながります。
Easyメンテナンス機構
面倒なメンテナンスも30分で完了!(弊社従来装置の場合: 60分)。さらに、新設計のメンテナンスナビで、どなたでも迅速・簡単・安全にメンテナンスができます。
新クリーニング機構(特許出願中)
標準規格 | 測定前 | 200回測定後 | |
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リーク圧 | ≤ 1.0 kPa | 0.23 kPa | 0.29 kPa |
200回連続分析後もダスト蓄積が少ないため、リークが発生せずに分析精度が維持できています。
EMIA-Pro | ||
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測定方式 | 酸素気流中 高周波加熱・燃焼、赤外線吸収法 | |
標準試料質量 | 1.0 ± 0.10 g | |
測定サイクルタイム(平均) | 1サイクル当たり約70秒 | |
炭素 | 測定範囲(m/m)* | 1.6 ppm - 6.0% |
ブランク測定精度 | σn-1 ≤ 0.8 ppm | |
硫黄 | 測定範囲(m/m)* | 2.0 ppm - 1.0% |
ブランク測定精度 | σn-1 ≤ 1 ppm | |
精度 (再現性) | 炭素 | σn-1 ≤ 2.0 ppm またはRSD ≤ 1.0% |
硫黄 | σn-1 ≤ 2.0 ppm またはRSD ≤ 1.5% | |
ユーティリティ | キャリアガス | 酸素(純度: 99.5%、供給圧力: 0.30-0.33 MPa) |
駆動用ガス | 窒素(純度: 99.5%、供給圧力: 0.35-0.38 MPa) | |
消費電力 | 200 / 220 / 240 V、50/60 Hz、5 kVA | |
外形寸法 [W×D×H] | 装置本体 | 500 × 725 × 710 mm** |
キャリアガス精製器 (オプション) | 160 × 560 × 512 mm | |
装置質量 | 装置本体 | 約134 kg |
キャリアガス精製器 (オプション) | 約21 kg | |
制御用PC・データインタフェース | PC、データ通信: USBデータインタフェース、タッチスクリーン(オプション)・キーボード・マウスによる操作 | |
装置型式 | EMIA-20P: 炭素/硫黄 EMIA-21P: 炭素 EMIA-22P: 硫黄 |
* 試料質量を減らすことにより、上限を増やすことが可能です。
** 装置本体背面の配管および突起部(奥行: 79 mm)を除きます。