EMIA-Pro

炭素・硫黄分析装置(高周波誘導加熱方式)

“誰でもPro”の分析を実現したスタンダードモデル

安定した分析を実現する基本機能 

 

 

事業セグメント: Scientific
製造会社: HORIBA, Ltd.

フルサポートナビゲーション

  • 分析ナビ

分析アシスト機能
サンプル特有の分析時のノウハウを表示します。

分析手法ノウハウ集搭載
分析を行う上での注意点、最適な測定条件を導くためのノウハウを表示します。

操作手順をフローで表示
操作フローに沿ってオペレータが分析することで、高精度な分析をサポートします。

  • メンテナンスナビ

メンテナンス作業項目・手順・方法をナビゲーション。作業手順を動画で確認できるため、誰でも・簡単に正しいメンテナンスを行え、安定した分析を実現します。

  • トラブルシューティングナビ

アラームから対処方法までナビゲーション。画像による解説つきで、誰でも・迅速に解決できます。ダウンタイムの短縮につながります。

Easyメンテナンス機構

面倒なメンテナンスも30分で完了!(弊社従来装置の場合: 60分)。さらに、新設計のメンテナンスナビで、どなたでも迅速・簡単・安全にメンテナンスができます。

新クリーニング機構(特許出願中)

  1. 分析効率を大幅に改善!
    外部クリーナーを用いない新クリーニング機構を搭載。分析後に発生するダストを効率的に排出することにより、清掃時間が半減しました。清掃時間を短縮したことで、試料準備後の待ち時間がなくなり、分析サイクルタイム(分析+自動清掃)70秒を実現。分析効率が大幅に向上しました。
  2. ノーメンテナンスで連続200回測定も可能!
    分析後に発生するダストが蓄積すると、リークが生じるなど分析精度劣化の原因となります。ダスト排出効率を高めた新クリーニング機構とダストが蓄積しにくい構造により、連続200 回分析時も炉内清掃なしで分析精度維持を実現しました。

 標準規格測定前200回測定後
リーク圧≤ 1.0 kPa0.23 kPa0.29 kPa

200回連続分析後もダスト蓄積が少ないため、リークが発生せずに分析精度が維持できています。


高周波利用設備許可申請および無線設備規則に関して

  • 当社製品EMIA-Pro/Expertシリーズは発振周波数20 MHzの高周波燃焼炉を搭載しております。電波法施行規則 第四十五条第三項の各種設備に該当するため、当該製品の設置に際しては電波法第百条第一項第二号の規定により高周波利用設備許可申請書による申請が必要となっております。なお、当該製品は電波法施行規則 第四十六条に規定される型式指定の対象には入らないため、型式指定はうけておりません。
  • CISPR11 Group2 Class Aの試験規格でのEMC試験を通じて、無線設備規則第六十五条に適合しています。
  • 無線設備規則第六十五条第一項における区別は、第三号に該当します。

 

▶関連アプリケーションはこちら

 

 EMIA-Pro
測定方式酸素気流中 高周波加熱・燃焼、赤外線吸収法
標準試料質量1.0 ± 0.10 g
測定サイクルタイム(平均)1サイクル当たり約70秒
炭素測定範囲(m/m)*1.6 ppm - 6.0%
ブランク測定精度σn-1 ≤ 0.8 ppm
硫黄測定範囲(m/m)*2.0 ppm - 1.0%
ブランク測定精度σn-1 ≤ 1 ppm
精度
(再現性)
炭素σn-1 ≤ 2.0 ppm またはRSD ≤ 1.0%
硫黄σn-1 ≤ 2.0 ppm またはRSD ≤ 1.5%
ユーティリティキャリアガス酸素(純度: 99.5%、供給圧力: 0.30-0.33 MPa)
駆動用ガス窒素(純度: 99.5%、供給圧力: 0.35-0.38 MPa)
消費電力200 / 220 / 240 V、50/60 Hz、5 kVA
外形寸法
[W×D×H]
装置本体500 × 725 × 710 mm**
キャリアガス精製器
(オプション)
160 × 560 × 512 mm
装置質量装置本体約134 kg
キャリアガス精製器
(オプション)
約21 kg
制御用PC・データインタフェースPC、データ通信: USBデータインタフェース、タッチスクリーン(オプション)・キーボード・マウスによる操作
装置型式EMIA-20P: 炭素/硫黄
EMIA-21P: 炭素
EMIA-22P: 硫黄

*   試料質量を減らすことにより、上限を増やすことが可能です。
** 装置本体背面の配管および突起部(奥行: 79 mm)を除きます。

 

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