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錯体解離剤溶液の添加、サンプルのpH調整などによって、錯体を解離した後に測定をしてください。
サンプルによっても異なりますが、たとえばフッ化物イオン測定の場合には市販のTISAB溶液などを用いて、錯体を遊離フッ素イオンに解離させてから測定します。 * TISAB:全イオン強度調整緩衝液
サンプルに低濃度の標準液を一定量添加し、検量線の直線部でイオン濃度を求め、標準液の添加によるイオン濃度の増加分を差し引いてサンプルの測定対象イオン濃度を求めてください(標準添加法)。
測定対象イオンと反応せず、測定電位に影響を与えない無関係塩を添加してください。たとえば塩化物イオン濃度を塩化物イオン電極で測定する場合、無関係塩として硝酸カリウムを添加してください。
一般的には、高濃度のもので10-1 mol/L程度から低濃度で10-4 〜10m-7 mol/L程度です。
安定しにくいサンプル測定、高精度測定の場合、マ二ュアル測定をお勧めします。同種のサンプルを多数測定する場合オートホールド測定が便利です。
手で触れて、振れないのは人間の体がアースになったためです。アースが完全に行われているならば、液絡抵抗が高くなっているか、測定溶液の電導度が低いためです。
応答膜に気泡がついた状態での測定は、測定誤差の原因となります。
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