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一般にイオン電極では、電極の電位とイオン濃度(活量)の対数が比例関係にあり、その関係はネルンストの式より求めることができます。
従来はppmやppbが主に用いられましたが、最近ではmg/Lやmol/Lの表現(特に環境公害関係に用いる単位としては、mg/L、μg/L)が多用されています。
(g/L、mg/L、μg/L)は、重量を基準とした濃度単位です。 (mol/L、mmol/L、μmol/L)は、分子量を基準とした濃度単位です。(ppm、ppb)は、parts per million(100万分の1)、parts per billion(10億分の1)です。 一般に、mg/L=ppm,μg/L=ppbとして用いられています。
アニオン(陰イオン)とは、マイナスの電荷を持ったイオン(Cl-,CN-,I- など)のことです。カチオン(陽イオン)とは、プラスの電荷を持ったイオン(Cu2+,Na+,Ag+ など)のことです。
測定対象イオン濃度(mol/L)に対する共存イオン種の限界濃度(mol/L)を比率で示したものです。たとえば、共存許容限界値「1000」とは共存イオンが測定対象イオンの1000倍で影響が生じ、「不可」とは固体応答膜が化学変化することです。選択係数であらわした場合は、ほぼ逆の関係になります。 [関連ページ] 選択係数について
イオン活量を求めるのに必要な係数のことで、実際の溶液中での実効的な濃度である活量を求める際、この係数とイオン濃度との積より求めます。 一般的に活量係数はイオン濃度が高くなるにつれて、小さな値となります。
検量線法(直接電位差測定方法)、標準添加法、電位差滴定法、グランプロット法などがあります。
蒸留や、イオン交換樹脂を通してできた不純物の少ない水で、導電率は一般的には、2 μS/cm以下の水を意味します。
原器(元となるもの)はありません。標準液による校正が基準となります。
分析を行うにあたって、目的物質の量または濃度と電極電位との関係を標準液などを用いて求めた特性線です。
測定目的イオンの各種濃度の標準液について出力電位差を測定し、片対数グラフ用紙を用いて作成します。濃度を対数軸に、出力電位差をリニア(直線)軸に取ります。
イオン濃度の対数と電位差との間に直線性が成り立つ範囲を「測定範囲」と言います。イオン電極におけるイオン濃度の測定範囲は、一般的に高濃度で10-1mol/Lから、低濃度10-4〜10-7 mol/L程度です。低濃度側で直線性のなくなるところを「定量限界」、「検出限界」と言います。
次ページ 測定のための条件(一般事項)
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