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Particle Characterization
ビデオ映像:広範囲のナノ粒子径を同時に測定可能
一般的なの粒子径分布測定装置では、横軸は粒子径、縦軸は頻度で粒子径分布が得られます。したがって、縦軸は全体を100%としたときの頻度を表しています。そのため粒子の濃度については、光吸収の強度や乾燥させて重量で濃度算出をするなど、別の方法で確認をしています。 しかしながらナノ粒子では、透明で光吸収がほとんど得られない場合や、共存物があることで重量では目的とする濃度について知ることが出来ない場合、またバブルやエマルションのように乾燥させて測定することが不可能な場合があり、この場合は濃度情報を得ることが困難でした。パーティクルトラッキング法では、画像を用いて一粒子ずつナノ粒子のカウントをするため、絶対値としての個数濃度が得られます。またブラウン運動の様子から粒子径を算出するので、特定の粒子径領域の濃度の値を得ることなども可能です。
このとき重要となるのが、広い粒子径レンジにおいて、正しい個数濃度が算出できる性能です。一般的なパーティクルトラッキング法では、一つの波長のレーザ光とモノクロのイメージセンサを用いています。 このとき、大きい粒子から大きい散乱光が出るために、小さい粒子を数え落としてしまいます。 したがって、広い分布の粒子を測定することができません。 ViewSizer3000は、3波長のレーザ光源とカラーイメージングセンサを用いて分析を行うことで、広い粒子径レンジにおいて、より正しく縦軸の個数をカウントができます。したがって、より正しい個数濃度の把握だけでなく、混合物の混合比や凝集の進行状態などの解析が可能となります。
通常の粒子径分布測定装置では、そこに存在している粒子はすべて測られます。しかしながら、粒子全体を測定したいわけではなく、その中でも特定の機能をもっているものや、特定の分子構造を有しているものだけを測定したい場合はよくあります。 パーティクルトラッキング法の蛍光分析を用いれば、そういった測定が可能となります。通常は入射光による散乱光(入射光と同じ波長をもつ)を用いて分析しています。ここに蛍光を発している粒子がいると、その粒子は入射光とは異なる波長の光を発します。入射光の波長を遮り、蛍光の波長のみを分析することで、蛍光を発している粒子だけの分析が可能です。
エクソソームは疾病の判別や治療に役立つと期待される粒子状成分ですが、本当にエクソソームのみを抽出することは難しく、多くは夾雑物とともに得られます。 エクソソームに蛍光マーカを付ける処理をしたのちに、蛍光を発している粒子のみを測定することにより、エクソソームのみの測定が可能です。またViewizer3000は3波長のレーザ光源がありますので、複数のマーカに対応することも可能で、複合的な分析も可能です。
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ナノ粒子径分布・濃度測定装置