医薬品製造プロセスにおいて、品質を上げていくための様々な計測が行われています。
なかでも近年、医薬品における発がん性の懸念がある「ニトロソアミン類の混入問題」が国際的に大きな関心を集めており、各国規制当局も対策強化を求めています。それにより、ニトロソアミン類生成の要因の一つと言われている大気中のNOx濃度の計測ニーズが高まっています。また、医薬品固形製剤の連続生産技術については各工程においてリアルタイムでモニタリングし、従来のバッチ生産よりも高度な品質保証を可能とする計測が実装されています。
本セミナーでは、大気中の亜硝酸ガスの測定で著名な大阪公立大学 現代システム科学研究科 竹中 規訓教授と、粉粒体処理装置製造の総合メーカーである株式会社パウレック 兒玉智史様よりご講演いただくとともに、HORIBAの分析・計測ソリューションをご紹介します。みなさまのご参加をお待ちしております。
近年、医薬品中に発がん性があるニトロソジメチルアミンが大気中の二酸化窒素により生成することが明らかにされた。この生成を防ぐために必要な窒素酸化物測定に関する情報や、窒素酸化物とアミン類との反応の特徴、その研究の中で見出した新たな合成(創薬)プロセスの紹介、およびニトロソアミン類の生成を抑制する方法を提案する。
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講師:大阪公立大学 現代システム科学研究科
教授 竹中 規訓 様
医薬品固形製剤の連続生産技術は、スケールアップ検討が不要、柔軟な生産量調整、高度な品質保証を可能とする技術である。各工程においてPAT(Process Analytical Technology)ツールを用い重要品質特性をリアルタイムで監視し、従来のバッチ生産よりも高度な品質保証を可能とする。本講演では、CTS-MiGRA SYSTEMを用いた各工程におけるプロセス計測事例を紹介する。
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講師:株式会社パウレック 研究開発本部 先端技術開発グループ
アシスタントマネジャー 兒玉 智史 様
医薬品中に発がん性があるニトロソアミン類が生成される要因の一つと言われている大気中の窒素酸化物(NOx)の濃度を計測するニーズが高まっている。大気中に存在するppbオーダーの非常に低濃度のNOxを精度よく連続的に計測できるHORIBAの測定器とその特徴、また実際に計測する方法や正しく計測するために注意すべきポイントなどについて紹介する。
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講師:株式会社堀場製作所 開発本部 ガス・流体計測開発部
Gas Analyzer Designチーム チームリーダー 水本一徳
※ 申し込み受け付けは終了いたしました。
13:00~13:05 | ご挨拶 | |
13:05~14:05 | 【招待講演】 | 大阪公立大学 現代システム科学研究科 教授 竹中 規訓 様 |
14:05~14:35 | 【招待講演】 | 株式会社パウレック 研究開発本部 先端技術開発グループ アシスタントマネジャー 兒玉 智史 様 |
14:35~15:00 | 【講演】 | 株式会社堀場製作所 開発本部 ガス・流体計測開発部 Gas Analyzer Designチーム チームリーダー 水本 一徳 |
申し込み受け付けは終了いたしました。