HORIBAが掲げるビジョン「おもしろおかしくをあらゆる生命へーJoy and Fun for All」がめざす未来社会は、シグネチャーパビリオン「いのちの未来」に共感するものです。地球上のあらゆる「いのち」を拡げる、豊かな未来社会の創造に「はかる」技術がどのように貢献しているかを、来場者の皆様に感じてもらいたいと考えています。
協賛に際し、万博が描く50年後の未来において、私たちの技術がどのようなソリューションを提供できるかを、社内はもとより協賛企業の皆様とも議論を重ねてきました。国や企業を超えた協働は、私たちがめざす未来社会の実現に向けて、新たな価値を生み出す絶好の機会だと考えています。
テーマ事業プロデューサーである石黒浩氏のユニークな発想と、HORIBAが提案する未来の「はかる」ソリューションが交わり、50年後の未来に大きく貢献する姿を、ぜひ万博会場でご覧いただきたいと考えています。
堀場製作所 常務執行役員
はかるのみらい万博プロジェクトオーナー
堀場 弾
HORIBAは、水や大気を含む地球上のさまざまな物質を分析・計測する会社です。私たちは「はかる」技術で「あらゆる生命が豊かに生きる未来」をめざしています。
人は豊かな生活を求め、資源を使って物を生み出し、それらを消費して快適さを手に入れてきました。しかし、その一方で地球環境のバランスを崩し、他の生命体や環境に負荷を与える問題も生じています。あらゆる生命にとって負荷のない環境を作り出すためには、今の状態を「知る」ことが重要で、さまざまな環境の状態や変化を「知る」ためには「はかる」技術が不可欠です。「はかる」ことで得た知識から、より豊かな未来を創るヒントが「わかる」かもしれません。
「はかる」を超えて、はかり知れないその先へ。
私たちは、はかる技術とソリューションで持続可能な地球環境や多様な生命の健康に貢献します。
シグネチャーパビリオン「いのちの未来」への協賛に伴い、社内では「はかるのみらい万博プロジェクト」を2022年8月に結成し、さまざまな部門や分野から多様なバックグラウンドを持つ有志27名で活動をスタートしました。活動初期には、50年後の未来社会がどうなっているか、どのような社会になっていたらワクワクするか、といったアイデアを広げる活動を重ねました。
議論はプロジェクトメンバーに留まらず、HORIBA創立100周年を迎える30年後の未来を考える「Our Future Project」や1970年大阪万博を経験したシニア世代とのワークショップ、本パビリオン協賛企業との意見交換会を通じて、HORIBAが実現したい未来“はかるのみらい”を膨らませることができました。このようなコンセプト議論を土台として、2023年後半からは、シグネチャーパビリオン「いのちの未来」の展示・演出を行うためのものづくりを始動しました。
~プロジェクトロゴに込められた思い~
未来を創造するホリバリアン※に宿っている「細胞」がモチーフのプロジェクトロゴです。プロジェクト名の「はかる」と「みらい」を示す核小体を中心に、測る・図る・諮るを意味する3つの重なる楕円で核膜を表現しています。ホリバリアンのDNA・知恵・技術を集結し、来場者にワクワクしてもらえる「はかる」の「みらい」を創造していきます!
※ホリバリアン:HORIBAで働くすべての人を同じファミリーであると考え、ホリバリアンという愛称で呼んでいます。