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United States

HORIBAは
大阪・関西万博の
シグネチャーパビリオン
「いのちの未来」
ブロンズパートナーです

©Future of Life / EXPO2025
©Future of Life / EXPO2025
提供:2025年日本国際博覧会協会

協賛へのおもい

HORIBAが掲げるビジョン「おもしろおかしくをあらゆる生命へーJoy and Fun for All」がめざす未来社会は、シグネチャーパビリオン「いのちの未来」に共感するものです。地球上のあらゆる「いのち」を拡げる、豊かな未来社会の創造に「はかる」技術がどのように貢献しているかを、来場者の皆様に感じてもらいたいと考えています。

協賛に際し、万博が描く50年後の未来において、私たちの技術がどのようなソリューションを提供できるかを、社内はもとより協賛企業の皆様とも議論を重ねてきました。国や企業を超えた協働は、私たちがめざす未来社会の実現に向けて、新たな価値を生み出す絶好の機会だと考えています。

テーマ事業プロデューサーである石黒浩氏のユニークな発想と、HORIBAが提案する未来の「はかる」ソリューションが交わり、50年後の未来に大きく貢献する姿を、ぜひ万博会場でご覧いただきたいと考えています。

堀場製作所 常務執行役員
はかるのみらい万博プロジェクトオーナー
堀場 弾

HORIBAの考える未来

HORIBAは、水や大気を含む地球上のさまざまな物質を分析・計測する会社です。私たちは「はかる」技術で「あらゆる生命が豊かに生きる未来」をめざしています。
人は豊かな生活を求め、資源を使って物を生み出し、それらを消費して快適さを手に入れてきました。しかし、その一方で地球環境のバランスを崩し、他の生命体や環境に負荷を与える問題も生じています。あらゆる生命にとって負荷のない環境を作り出すためには、今の状態を「知る」ことが重要で、さまざまな環境の状態や変化を「知る」ためには「はかる」技術が不可欠です。「はかる」ことで得た知識から、より豊かな未来を創るヒントが「わかる」かもしれません。

「はかる」を超えて、はかり知れないその先へ。
私たちは、はかる技術とソリューションで持続可能な地球環境や多様な生命の健康に貢献します。

万博協賛への取り組み

『目に見えない環境の変化を、光で魅せる』

協賛する大阪・関西万博会場のテーマ事業プロデューサーである石黒浩氏が手掛けるシグネチャーパビリオン「いのちの未来」では、私たちの身の回りで起きている目に見えない環境の変化を、光で演出することに挑戦しました。HORIBAの最先端計測技術と照明の専門家たちの協力により、パビリオン周辺の微細な環境変化を幻想的な光に変えて「進化の渚」として表現します。

環境の変化を知るために欠かせない「はかる」技術。人の感覚では感じることのできない微細な環境変化を、HORIBAの高度な計測技術が捉えます。パビリオン館内に大気計と外周の水盤に水質計を設置し、これら計測機器から得られる測定値から2つの異なる光の波を生み出します。また、24時間リアルタイムで連続測定することにより得られる微細な環境変化を、光の“強弱”に変えて演出します。

この光演出は、本パビリオンの建屋コンセプト「渚 ~Edge of Water~」からインスピレーションを得ています。自然界の「渚」が波と波の出会いによって生まれるように、この光の演出でも2つの異なる光の波が出会い、溶け合い、新しい模様を描き出します。それは、私たち生命が環境の中で互いに影響し合いながら進化してきた姿を表現しています。
ぜひ、シグネチャーパビリオン「いのちの未来」に足を運び、「進化の渚」が映し出す、あらゆる「いのち」が多様に拡がる様をご体感ください。

~演出の見どころ~
「進化の渚」の演出の特徴は以下の2点です。

環境変化が生み出す光の波

光の強弱:光の強弱は、館内の大気計と外周水盤に設置された水質計の計測データと連動し、目に見えない移り変わる環境変化を「光の波」として視覚的に表現します。「光の波」は2つの白い波で表され、波が出会い、交わることにより、光の様相が変化します。
光の色調:「光の波」が交わり、影響しあうことから生まれる色調の変化は、「環境の多様さ」と「その環境からあらゆる「いのち」が生まれ拡がる様子」を象徴的に表します。

特別な光の演出

時折現れる特別な色調の変化は、私たちの目には気づきにくい進化の過程を象徴的に表現します。長い時を経て起きた変化が、実は大きな進化の真っただ中であったことを教えてくれます。

『ARで拡がる! HORIBAの技術と光の魅力的な世界』

パビリオンでの特別な体験
シグネチャーパビリオン「いのちの未来」では、展示説明パネルを最小限に抑え、テーマ「いのち」の拡がりを空間全体で演出しています。テーマへの理解を深めるために、スマートフォンを使った楽しい学びの体験を用意しました。
バーチャル万博アプリを起動し、本パビリオン周囲の水盤に設置されたARマーカーをアプリで読み取ると、不思議な体験が始まります。バーチャルの世界で貝や花、岩塩などを水に入れてみましょう。水の性質と変化が美しい光のアートに変わる様子を、目の前で体験できます。

「はかる」×水
本パビリオンでは、「水」をいのちと技術の起源と捉えています。生命に欠かせない「水」。安全・安心な環境で生命を未来へと育むために、水の性質や状態を知ることはとても大切です。現状を知るために「はかる」技術が役立ちます。HORIBAの水質計測技術は、海、川、湖などの自然環境から上下水道や工場排水まで、多様な水環境を分析し、その状態を可視化することで、水の安全・安心と環境保全に貢献しています。

「はかる」×光
本パビリオンを囲む水盤の水質は、HORIBAの水質計で24時間リアルタイムに測定されています。人の感覚では感じることのできない微細な環境変化をHORIBAの高度な計測技術が捉え、「はかる」ことで得た測定値を光の強弱に変換して外観を演出します。ARで体験する世界では、測定値を光に変換する過程を水質変化に見立てて仮想空間で視覚化します。
この体験を通じて、HORIBAの最先端計測技術で捉えた環境の変化がどのように芸術的な光の演出に変わるのか、その魅力的な過程をお楽しみください。
さあ、アプリを起動して、本パビリオン周囲の水盤に設置されたARマーカーを探してみましょう。あなたの目の前で、「はかる」技術が織りなす幻想的な光の世界が広がります。

※画像は開発中のものです。実際のコンテンツは仕様が異なる場合があります。

水はいのちの起源と言われています。いのちの営みに欠かせない水の安全を守り、豊かないのちを育む環境を維持するために、さまざまな水質基準項目が定められています。例えば、「pH値」は、水の酸性やアルカリ性の度合いを示し、極端な場合は生き物に影響を与えます。「溶存酸素」は、水に溶けている酸素の量で、この酸素量は、魚や水生生物の生息している環境での呼吸のしやすさにつながります。「電気伝導率」は、水中の塩やミネラルの量を、「濁度」は、水の汚れ具合を、「化学的酸素要求量」は、水中の有機物の量を示します。

HORIBAは、これらの水質基準項目を正確かつ迅速に測定する水質計を開発・製造しているメーカーです。私たちを取り巻く水環境は都市化・インフラ開発が進み、エネルギー開発から起こる水需要によって多様化しており、これまでになかった過酷な環境条件での測定技術が求められています。私たちは厳しい測定環境に耐えうる堅牢性を保持しながらも、持ち運んで手軽に測定できる水質計をめざして小型化を進めています。本パビリオンでは、小型化技術の1つとして新たに開発した直径1mmの細い金属製センサーを水質計に搭載し、従来のガラス製センサーでは難しい設置条件や計測場面での測定を可能にしました。

いろいろな場所で24時間365日水質データを収集して総合的に解析することにより、それぞれの地域において生態系を取り巻く水質環境の詳細把握や管理が可能になります。
健全で持続可能な社会の実現向けて、HORIBAはより正確に、より小型で使いやすく技術を磨き続け、水質測定を常に進化させることを通じて、あらゆる生命に必要な水の安全・安心を守るお手伝いをしています。

地球を覆う大気は主に窒素(N2)が約78%と酸素(O2)が約21%で構成されています。それ以外の約1%の大気中の成分にはさまざまな物質が含まれており、生物の生息環境、気候や天候、さらには人々の健康にまで影響を与えます。それら物質がどこで発生し、大気中でどのように存在しているかを調べるために、微細な環境変化を正確に測定できるHORIBAの大気計測技術が貢献しています。

工場・自動車から排出される人為起源の排ガスや、火山活動や黄砂などを発生源とする微粒子を定期的に測定しデータ解析することは、人や生物を取り巻く地球環境への悪影響を抑える支援につながります。

本パビリオンでは、HORIBAの高精度な大気計測装置を使い、館内の空気に含まれる二酸化炭素(CO2)、一酸化二窒素(N2O)、メタン(CH4)の濃度を同時にリアルタイム測定します。この計測装置には、独自開発した次世代赤外分光技術「IRLAM™」※1というレーザーとデータサイエンスを融合させ実現した高速高精度のガス濃度測定技術と、2つのミラーに挟まれた空間に存在しているガスを高速測定できる「オープンパス計測」※2方式を使用しています。

HORIBAは、これらの技術を活用、応用、進化させて、次世代モビリティや発電など各産業分野における新たなガス濃度測定の要望に対応することで、CO2排出量削減やCO2回収に貢献し、持続可能な社会の実現をめざします。

※1 IRLAM™:次世代赤外分光技術 IRLAM(アーラム)は、株式会社堀場製作所の日本およびその他の国における登録商標または商標です。
※2 オープンパス計測:大気中のガス成分を分析計に捕集することなく、大気中開放された専用光路(パス)を通して、直接その空間のガスを分析するための計測方法。

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        万博協賛プロジェクト活動

        シグネチャーパビリオン「いのちの未来」への協賛に伴い、社内では「はかるのみらい万博プロジェクト」を2022年8月に結成し、さまざまな部門や分野から多様なバックグラウンドを持つ有志27名で活動をスタートしました。活動初期には、50年後の未来社会がどうなっているか、どのような社会になっていたらワクワクするか、といったアイデアを広げる活動を重ねました。
        議論はプロジェクトメンバーに留まらず、HORIBA創立100周年を迎える30年後の未来を考える「Our Future Project」や1970年大阪万博を経験したシニア世代とのワークショップ、本パビリオン協賛企業との意見交換会を通じて、HORIBAが実現したい未来“はかるのみらい”を膨らませることができました。このようなコンセプト議論を土台として、2023年後半からは、シグネチャーパビリオン「いのちの未来」の展示・演出を行うためのものづくりを始動しました。

        ~プロジェクトロゴに込められた思い~
        未来を創造するホリバリアンに宿っている「細胞」がモチーフのプロジェクトロゴです。プロジェクト名の「はかる」と「みらい」を示す核小体を中心に、測る・図る・諮るを意味する3つの重なる楕円で核膜を表現しています。ホリバリアンのDNA・知恵・技術を集結し、来場者にワクワクしてもらえる「はかる」の「みらい」を創造していきます!

        ※ホリバリアン:HORIBAで働くすべての人を同じファミリーであると考え、ホリバリアンという愛称で呼んでいます。