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中学生の探究心を応援 ― おもしろおかしく「エネルギー」を学ぶ

「HORIBAの工場を訪問してエネルギーの話を聞きたい」。近隣中学生からの一本の電話をきっかけに、びわこ工場「HORIBA BIWAKO E-HARBOR(ホリバ ビワコ イー ハーバー)」(滋賀県大津市)のエネルギー学習会を1月24日に実施しました。地元の子どもたちが当社の取り組みに興味をもってくれたことが大変うれしく、子どもたちの探究心を応援したいとのおもいから、受け入れに向けてエネルギー学習に特化したプログラムを検討しました。

大津市立真野中学校では、授業の一環で興味のある分野について企業を訪問し話を聞くという探究授業を実施されています。電話で問い合わせをしてくれた大津市立真野中学校の1年生3名を迎えて、生徒たちの関心事である、水素エネルギーや二酸化炭素(CO2)回収とカーボン資源の循環にHORIBAの「はかる」技術や製品がどのように貢献しているのかを紹介するとともに、製品の生産過程や輸送におけるCO2排出量を減らしていくことも自社の責任だと考えていることなどをお話ししました。
また、電動車両用バッテリーや燃料電池の評価試験設備、自動車排ガス測定装置などの製造現場では、カーボンニュートラル社会に役立つ「はかる」製品に触れてもらいました。生徒たちは和やかに会話しながらも、メモをとりながら真剣に社員の話に耳を傾けていました。
「カーボンニュートラルについて、世界各国の動向は?」など、カーボンニュートラルや水素に関する多くの質問が飛び出し、自動車開発の試験設備「E-LAB」では、身近にある自動車を例に、国によってカーボンニュートラルの政策やエンジン規制が多岐にわたること、またそれらの基準を満たすべく、HORIBAの「はかる」技術をグローバルに展開していることなどを紹介しました。
普段の学習ではなかなか目にすることのない開発・生産現場を訪れた生徒からは、「おもしろい!」という声とともに間断ない質疑応答が続き、社員とのコミュニケーションで終始盛り上がりました。

後日、学校の先生から「本当に勉強になり良い経験ができました。丁寧に対応してくださり、安心して学ぶことができました。生徒たちは、事後学習で今回の探究課題の解決に取り組んでおり、学びを形にして地域に還元したいと考えています」との言葉をいただきました。

未来を担う子どもたちに水素エネルギーの未来やカーボンニュートラル社会の実現に向けて学ぶ場を提供できたこと、何より子どもたちの熱い探究心に応えることができたことを心よりうれしく思っています。子どもたちが学んだことをもとに、さらに探究を続けてくれることを期待しています。HORIBAは今後も地域社会や次世代教育に貢献していきます。

 

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