ふしぎな色あそび!紫キャベツを使ったpH測定のワークショップをけいはんな科学体験フェスティバルで実施

多くの研究施設が立地していているけいはんな学研都市では、世界でもトップクラスの研究や、オンリーワン技術を生かした研究開発が行われています。けいはんな科学体験フェスティバルでは、学研都市の特色を生かした多様な「学びの機会」を提供するとともに、それらを通じて研究施設と地域住民の交流を促進することを目的に企画されています。
当フェスティバルにHORIBAグループで水・液体計測事業を担う株式会社堀場アドバンスドテクノが参加し、小学生を対象に紫キャベツを使ったワークショップ「はかる」と「わかる」~ふしぎな色あそび!紫キャベツのひみつラボ ~を行いました。
ワークショップでは、色が変わるふしぎな水とHORIBAのコンパクト型 pH(ピーエッチ)計 LAQUAtwin(ラクアツイン)を使って、pHについての理解を深めてもらいました。

色が変わるふしぎな水

ふしぎな水にレモン汁や重曹を混ぜると、なぜ色が変化するのだろう?
色が変わるふしぎな水の正体は、紫キャベツの抽出液です。紫キャベツに含まれるアントシアニンという色素は、pHが酸性になると赤色に、アルカリ性になると青色に元の紫色から変化します。

 

LAQUAtwinでpHを測ってみよう

色が変わる時にpHの値も本当に変化しているのかをLAQUAtwinで測定しました。紫キャベツの抽出液のpH値ははじめ中性付近でしたが、レモン汁をまぜると酸性に、重曹をまぜるとアルカリ性になることを確認しました。色の変化にはpHの変化が関係していることがわかりました。

 

ふしぎな水でぬり絵体験

紫キャベツの抽出液にレモン汁や重曹を混ぜて作った色水でぬり絵体験をしてもらいました。子どもたちは「ピンク色を作るにはすっぱいレモンを少しまぜたらいいかな?」、「水色はアルカリ性だから、たくさん重曹を入れてみよう」と、pHと色の変化の関係を考えながら作った自分だけの色水でぬり絵を完成させました。

 

色の変化を楽しみながら、色が変わるふしぎな水にはpHが関係していることを理解してもらうことができました。
目で見るだけでなく、実際に機械を使って「はかる」と「わかる」ということを体験し、はかる楽しさを感じてもらいました。

今後もHORIBAは、将来を担う子どもたちへの教育を通じて、はかる楽しさを伝えていきます。

関連リンク

概要 | K-Scan 科学のまちの子どもたち(外部サイトへ移動します)

pH・水質の話 - HORIBA

コンパクト型 - HORIBA