電気自動車評価

高効率な評価を可能にする評価/試験システムに加え、電気自動車に関わる材料分析、設計・試作、評価サービスを提供します。

電気自動車（BEV）とは

バッテリー電気自動車（BEV）は、電気のみをエネルギー源として走行する自動車です。バッテリーはBEVにおいて非常に重要なサブシステムであり、さまざまな実使用環境における耐久性の向上や航続距離の延長、小型軽量化や低コスト化など、多大な要求が課されています。

電気自動車開発における課題

電気自動車は、耐久性向上・航続距離延長・小型軽量化・低コスト化など、多大な要求が課されています。さらに、エンジン排熱を利用した暖房が使用できないため、航続距離の向上や劣化抑制に対応するための、複雑な熱マネージメントが必要です。さらに、電動化・自動運転・コネクティビティ等、従来と比較して開発項目が膨大に増加しており、複雑なシステムをいかに効率的に開発するかが、次世代車両開発の重要な課題となっています。

電気自動車開発をささえるHORIBAのソリューション

HORIBAは、2015年に英 HORIBA MIRA社を、2018年に独HORIBA FuelCon社をグループ会社に迎え入れたことで、HORIBA FuelCon社の数十年にわたるバッテリー・燃料電池評価に関する専門知識と、HORIBA MIRA社の75年にわたる先進車両技術およびエンジニアリング、コンサルティングなど、幅広い能力と経験を獲得しました。HORIBAは、バッテリーやeモーターなどのコンポーネントからe-Axle（eアクスル）、車両までの開発において、材料分析、設計・試作、評価サービス、高効率な評価を可能にする評価/試験システムの提供など、幅広いソリューションで効率的な電動車両開発を支援しています。

電気自動車　評価設備

バッテリーマネジメントシステムを含むバッテリーモジュール・パックの開発支援から、バッテリーの性能や劣化状態を評価する各種計測装置、バッテリー製造時のエンドオブライン機器、E-Axleの適合の効率化を支えるバッテリーエミュレータをはじめとする各種評価装置に加え、計測機器メーカならではのノウハウを反映させ、より効果的に評価ができる開発環境を提供します。

• バッテリーの材料評価はこちら

業務の最適化支援

モデルベース開発を支えるシステムエンジニアリングや、機能安全規格（ISO26262）に準拠したE/Eアーキテクチャの開発プロセス構築支援も提供します。さらに、すべての評価設備において、データの統合管理やテストオートメーションも提案し、設備や試験、働き方を含めた実験棟全体の業務の最適化にも貢献します。

• 開発効率化システムの詳細はこちら

バッテリ評価のOne-Stop-Service

HORIBAグループで分析・サービス事業を担う株式会社堀場テクノサービスでは、装置ご購入時の「据付・試運転・保守、修理、部品販売」をベースに、「機器レンタルやリモート対応」、「受託校正・試験などを行う分析・試験代行」まで、幅広いソリューションを提供します。
バッテリ劣化評価サービスでは、お客様からお預かりしたバッテリの劣化試験からグローブボックス内での解体、弊社の多種多様な分析機器を用いた劣化原因分析、分析結果の提出まで実施します。

• 受託分析・試験サービス：バッテリ・燃料電池評価試験の詳細はこちら