多様なシステム構成に対応
STARS・SPARC Drivelineは連携しており、STARS内でシステム構成を変更・選択するだけで、SPARCが試験構成を自動的に読み込み、試験を実行できます。
※SPARCはHORIBA製のテストコントローラです。
高性能なリアルタイムシステム
STARSには、最大5kHzの周波数で動作するパワフルで高性能なリアルタイムシステムが搭載されています。
- テストスケジュールと最大5kHzで動作するリアルタイムスクリプト
- 最大5kHzでデータの記録と再生が可能なデータロガーとデータプレイヤー
- 最大100Hzで動作するアラームとイベント
- インテリジェントな計測機器ドライバ
- SPARC Drivelineコントローラとのインターフェース(最大1kHzまで対応)
- MATLAB Simulink*¹で生成されたリアルタイムモデル
ワークフロー
ワークフロー機能は、テスト工程の再現性と生産性を向上させるために重要です。ワークフローを用いて複雑なテストロジックを外部からアクセスできないよう保護することで、どなたでも簡単に試験を実行できます。複雑なテストタスクも、わずかなトレーニングで実行できます。ワークフローは、ハイレベルなグラフィカルエディタを用いて短時間で作成できます。
オンライン分類機能
オンライン分類機能は、最大1kHzのレートでリアルタイムに信号を分析し、時間経過に伴う振幅分布を分類します。信号を分割し、それぞれの時間の中で発生したイベントの数を数えます。この情報に基づいて、信号の基本的な特性を評価し、異なる信号間の比較を行うことが可能です。パワートレイン試験において、オンライン分類を活用し、試験ごとのデータを分析することで、供試体やシステムが異なる試験中に受ける機械的ストレスの違いを評価できます。
MATLAB*¹の統合
STARSは、MATLAB*¹と連携させることで、実行するモデルやオプションの選択、使用するデータの指定など、パワートレイン試験におけるMATLAB*¹操作を簡素化できます。
計測機器・ギアシフトロボットの制御
STARSは、簡単にプログラムできるテストスケジュールを使って、様々な機器に接続し、制御することができます。さらに、STARSはSPARC Drivelineコントローラに専用のEthernet*²インターフェースを備えています。このインターフェースにより、STARSは最大1kHzの速度で変数を読み取り、要求を設定することができます。このインターフェースを通じて、計測機器の制御と協調してギアシフトロボットを制御することもできます。
STARSの特長
- 直感的なユーザーインターフェース
STARSは、ショートカットバーやWindows*³エクスプローラーのツリーなど、Windows*³の一般的なパラダイムを使用しており、操作性に優れています。STARS使用のためのトレーニング時間を短縮でき、その結果コストを削減することができます。 - 直感的なグラフィカルツール
直感的なグラフィカルである、ポイント&クリックユーザーインターフェースを可能な限り使用しています。ユーザーインターフェースと同様に、トレーニングにかかる時間を短縮し、その結果コストを削減します。
- 標準的な計測機器のプラグイン
同じタイプの計測機器は、共通のプラグインを介してテストスケジュールから制御できます。これにより、シンプルで使い慣れたコマンドを使用してテストを設計することができます。
- 多彩な機能画面
あらかじめ設定された機能画面から、計測機器やシステム全体をインタラクティブに制御することができます。また、シンプルでグラフィカルなエディタを使用することで、データの読み取りや書き込み、試験室の制御を行うための独自の画面を素早く作成することができます。
*¹:MATLAB/Simulinkは米国Math Works社の登録商標です。
*²:ETHERNET/イーサネットは、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社の日本または他の国における商標です。
*³:Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。